運動後のふくらはぎに感じる痛みは、スポーツ障害の兆候であることが多いものです。
こむら返りや肉離れ、場合によっては筋断裂などと言った大きなスポーツ障害に繋がっていくことさえあるのです。
ふくらはぎの痛みを感じた場合はどのように対処するべきなのかなどを表記していきます。
・関連するスポーツ障害
ふくらはぎに痛みが起こるスポーツ障害は、筋肉が関連する障害である場合がほとんどです。
最も身近なものとしては、ふくらはぎの筋肉が痙攣して起こるこむら返りが挙げられます。
それ以外では、筋肉の部分断裂が原因となる肉離れや完全に筋肉が断裂する筋断裂があります。
また、腰の痛みが原因となってふくらはぎの痛みが発生する場合もあり、椎間板ヘルニアなどの腰の障害も疑う必要があるようです。
・痛みを放置すると……
痛みは、身体に変調や損傷が生じたことを伝える為の信号であると言われています。
逆に言えば、変調や損傷があるからこそ痛いのです。
痛みは薬で一時的に和らげることが出来ますが、それは根本的な解決にはなっていないと言えます。
痛みがあると言うことは、ふくらはぎの目に見えないところで何かが確実に進行していると言うことなのです。
こむら返りならばまだしも肉離れが起こっていた場合、筋肉の完全断裂に進行してしまう恐れもあります。
腰に原因があるならば、歩けなくなってしまうことも充分に考えられます。
痛みと上手に付き合うことこそが、身体をスポーツ障害から守ることでもあるのです。
・痛みを診察する必要性
もしもふくらはぎに痛みを感じるようなことがあったなら、医療機関で原因を特定しておくべきであると言えます。
しかし、医療機関に行きたがらない人も少なくないのもまた事実です。
しかしプロスポーツ選手でなくても、スポーツ障害は大きな問題になりうるものです。
足のスポーツ障害ならばまだしも、腰の障害であった場合は日常生活に及ぼす影響は比べ物にならないほど大きなものになります。
そのため、ふくらはぎに痛みを感じたならば早急に医療機関で見てもらい処置などをしてもらうべきなのです。
・予防と治療
ふくらはぎの痛みは、スポーツ障害の諸症状の一つであるといえます。
つまり、痛みを予防するのであれば準備体操によるウォーミングアップとクールダウンの徹底が功を奏します。
ふくらはぎの痛みの治療に際しては、運動後のアイシングや冷湿布の貼付などで患部の冷却を行って痛みを抑え、痛みが引いてきたら温湿布で血行を促進する温熱療法で対処します。
痛みが引かない場合は、腰の疾患が原因になっている可能性が高いので注意が必要です。